明日から試せるAI活用術!ー AIで「苦手」を「楽」にする開催レポート ー


「AIってなんだか難しそう…」
「どうやって日常で使えばいいの?」

そんな声に応えるべく、Ledesone(レデソン)ではオンラインイベント「AIで「苦手」を「楽」にする。- 明日から試せるAI活用術 -」を開催しました。

AIに対する漠然としたハードルを「これなら試せそう!」という具体的な活用イメージに変えることを目的にしたイベントです。

当日は、合同会社Ledesoneで学生スタッフとして中井けんとと代表のTenが登壇し、それぞれのリアルなAI活用法を紹介しました。この記事では、その様子をレポートします。

セッション1:私たちのAI活用ライフハック

まずは登壇者2名による「普段どのようにAIを使っているか」の紹介から。
同じAIでも、使うツールやスタイルによって個性が表れていました。

大学生活を支える相棒「Gemini」

(登壇者:中井けんと)

オンライン発表のスライド。「発達特性・大学生活に役立つGemini活用」というタイトルが中央に大きく表示されている
中井さんのセッションの様子

発達特性(ADHD, ASD, LD)を持つ中井は、大学生活でのレポート作成やタスク管理を「Google Gemini」と共に乗り越えています。

主な活用例はこちら

  • リマインダー&ToDo作成
    Googleカレンダーと連携し、「毎朝8時に今日の予定をリマインドして」と指示。予定ごとのToDoリストも自動生成。
  • カメラで文字を読み上げ
    教科書やバスの時刻表をスマホでかざすだけで読み上げ。理解の助けに。
  • 思考の整理&メール翻訳
    音声で壁打ちをしながら考えを整理。さらに曖昧な文章もビジネスメール風に整えてくれる。
  • 写真やPDFから予定登録
    大学の年間スケジュール表もPDFから自動でカレンダーに反映。

「相棒のように使っている」と語る姿が印象的でした。

日常から仕事まで活躍する「ChatGPT」

(登壇者:Ten)

オンライン発表のスライド。ChatGPTの操作画面。手書きメモの画像をアップロードし、書かれている文字をテキスト化している様子。右上に発表者の顔が映っている
 Tenさんのセッションの様子

Tenは「ChatGPT」を軸に、生活と仕事の両方で幅広くAIを活用しています。

主な活用例はこちら

  • 健康状態を考慮したレシピ提案
    冷蔵庫の食材+健康診断のデータをもとに、最適な献立を提案。
  • ファッション相談
    手持ちの服の写真を送れば、TPOに合ったコーデを提案。
  • コミュニケーションの補助
    メッセージの意図を読み解く相談相手としても利用。
  • 一時チャットで契約書要約
    履歴が残らない機能を活用し、機密情報も安心して扱えるとのこと。

セッション2:トーク&交流タイム

オンライン発表のスライド。「当事者の方はAIをどう捉えている?」といった、AI活用に関する3つの議題が箇条書きで記載されている。
トークセッションの様子

質疑応答を交えたトークセッションでは、参加者と一緒にAI活用について多角的に議論しました。

主なトピック

  • AIは「苦手を補うパートナー」
    ただし「0→1の創造」は人間が担うべきという共通認識。
  • 子どもの学習サポート
    宿題の計画立て、板書の読み上げ、本音を話す相手としてのAI活用例も。
  • ツールの違い
    GeminiはGoogle連携やPDF処理に強く、ChatGPTは自然な会話やカスタマイズ性に優れる。
  • AIとの向き合い方
    最初から完璧な指示は不要。「使い方がわからない」と聞くことから始めてもよい。
  • 関連ツールの紹介
    録音デバイスや、教科書などをスキャンしてくれる高精度スキャナアプリ「vFlat Scan」なども話題に。

PDF Scanner | vFlat Scan

交流タイムのハイライト:進化する画像生成

交流タイムでは、参加者から「Geminiの画像生成機能」の最新情報がシェアされ、大きな盛り上がりに。

中井けんとが海を背景に笑顔で写っている画像生成AIの画面。
画像編集機能の活用画面

人物はそのままに背景だけを都会へ差し替えるなど、自然な画像編集が可能に。
これまで難しかった「同じ人物を維持した画像生成」が実現し、クリエイティブの可能性が広がりました。

まとめ:自分だけのAIとの付き合い方を探す

今回のイベントを通して見えてきたのは、

  • AIにはそれぞれ得意・不得意があること
  • 自分の目的や困りごとに合わせて使い分けることの大切さ

という点でした。

AIはすでに、私たちの生活を少し便利にしてくれる身近な存在になりつつあります。
このレポートが、みなさんの「AI活用の最初の一歩」を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。