ひとりひとりが過ごしやすい社会をともにつくるをミッションに事業を展開する合同会社Ledesone(本社:大阪府大阪市 読み:レデソン)は、18歳以上のLD(学習障害)当事者の困りごとを起点とした課題解決を目指す新たな取り組み「大人のLDプロジェクト」を開始します。
「学習障害(LD)」は、医学的な診断基準とされるDSMの最新版のDSM-5では、診断名が変更され、「限局性学習症(SLD(Specific Learning Disorders))」になっていますが、本プロジェクトでは「学習障害(LD)」と表記をさせていただいてます。
本プロジェクトでは、主に以下の3つの取り組みを実施します。
- 18歳以上のLD当事者のコミュニティ
- LDに関する情報収集と情報発信
- 企業や自治体等と連携した取り組み
取り組み開始の背景
これまで、LDに関する取り組みは主に子供を対象としたものが中心でした。しかし、18歳以上の大人のLD当事者も日常生活や仕事において学習面で多くの困難に直面しています。それにもかかわらず、大人のLDに関する情報や支援は限られており、当事者が集い、情報交換などを行うコミュニティもほとんど存在しません。
プロジェクトの目的
「大人のLDプロジェクト」では、当事者同士が交流し支え合うためのコミュニティを設立します。また、LDに関する最新の情報を収集し、発信することで、より多くの人々にLDについて理解を深めてもらうことを目指します。さらに、企業や自治体との連携を通じて、LD当事者が直面する「読み」、「書き」、「数字理解」に関する困りごとに対する具体的な課題解決策を目指していきます。
大人のLD交流会の開催
本プロジェクトでは定期的にLD当事者が集う交流会を開催しており次回は5月31日に東京都渋谷区にて初めての対面開催として行います。ご関心のある方はぜひご参加ください。
参加対象
・18歳以上のLD当事者 ※診断の有無にかかわらず、困りごとを持つ全ての方を歓迎しています。
開催概要
日程:2023年5月31日(金) 18:30〜20:00
場所:渋谷区文化総合センター大和田(学習室・アリーナ)学習室7
東京都渋谷区桜丘町23−21
最寄駅:渋谷駅から徒歩10分
Ledesoneについて
Ledesone(レデソン)は、2018年3月に創業し、2020年7月に法人化した大阪発のスタートアップ。「ひとりひとりが過ごしやすい社会をともにつくる」をミッションに掲げ、認知特性やコミュニケーションなどの見えづらい困りごとや特性を持つ人の視点を活かしたインクルーシブデザイン推進の事業を展開。法人向けには、障害のある当事者モニターを活かしたリサーチやワークショップを通じて、商品・サービス開発改善や働く環境の改善支援などを行っています。