2024年のLedesone取り組みまとめ
Ledesone(レデソン)は2024年も、多くの方々に支えられ様々な機会をいただき活動を続けていくことができました。ありがとうございました。
今年一年間の取り組みを振り返り、特に印象深かったプロジェクトや出来事をいくつかご紹介いたします。
ひとりひとりが過ごしやすい社会をともにつくるパートナーシップの締結
2024年、Ledesoneはさらに活動を広げていくため2社とのパートナーシップを締結しました。今後も様々な企業や団体との連携を進めていき「ひとりひとりが過ごしやすい社会をともにつくる」事業を推進できればと思います。
電通デジタルとの業務提携を発表。
2024年3月に、株式会社電通デジタルと業務提携を結び認知や発達特性を起点としたアクセシビリティ向上のための取り組みを行っています。具体的には、Ledesoneが持つ発達障害や精神障害などの当事者の視点を活かしたユーザビリティテストやインタビュー、座談会などを行っています。
大人の発達障害がテーマのフリーペーパー「凸凹といろ。」と連携を開始
2024年11月には、大人の発達障害をテーマにしたフリーペーパー「凸凹といろ。」との連携を開始しました。この連携で、発達特性のある方々に役立つ製品やサービスを紹介するページを担当し、情報発信の幅を広げています。
Ledesoneのショートラジオ番組「レデラジ」では、「凸凹といろ。」編集長のゆーさんとの対談を配信し、両者の取り組みや連携の背景についてお話ししています。
ハッタツソンフェスの開催
発達障害啓発週間に合わせて2024年4月5日、「発達障害との共創」をテーマにしたハッタツソンフェス2024を開催しました。会場とオンラインを合わせて約400名が参加し、8つのセッションと9つの展示が行われました。また、6社の企業がスポンサーとして参加してくださいました。
当日は、専門家や当事者によるトークセッションが行われ、発達障害に関する理解を深める貴重な機会となりました。展示ブースでは、当事者の視点を活かしたさまざまなサービスや製品が紹介され、多くの参加者が関心を寄せていました。
ハッタツソンフェスは、発達障害や見えづらい困りごとを起点にした取り組みを広く知ってもらい、社会に浸透させることを目的としたイベントです。今後もこのような取り組みを通じて、より多くの人々に発達障害への理解と共創の重要性を伝えていきたいと考えています。
大人のLDを起点とした取り組み「おとなLDラボ」を開始
2024年5月16日、Ledesoneは「おとなLDラボ」を開始しました。この取り組みでは、18歳以上のLD(学習障害)当事者の困りごとを起点とした課題解決を目指し、コミュニティの設立や情報発信、企業や自治体との連携を通じて、より良い社会の実現を目指しています。
又、触読学習プログラムを提供する触るグリフと連携した取り組み「大人のLDインタビュー企画」として10名の当事者へのインタビューも実施しました。
詳しい取り組みの内容などは「おとなLDラボ」公式noteをご覧ください
ショートラジオ番組「レデラジ」の開始
2024年6月から開始したショートラジオ番組「レデラジ」ほぼ毎週配信を行っており現在26本配信しています。「インクルーシブデザイン」や「見えづらい違い」などをテーマに代表のTenとゲストが共に語ります。
Spotify、Apple Podcast、Youtubeの他テキストでも楽しめるようにnoteでもテキスト版を配信しています
新紙幣をテーマにした当事者座談会記事の公開
2024年9月「新紙幣は使いやすい⁈:ユニバーサルデザインの実現と当事者たちの声」という記事をレデマグで公開しました。
この座談会では、ディスレクシアや算数障害、色覚障害などの当事者メンバーが新紙幣のユニバーサルデザインについて意見を交換し、その使用感や印象を共有しました。SNSでは、「当事者の視点から新紙幣の使い心地や感想が語られていて、非常に興味深かった」というコメントや、「新紙幣のユニバーサルデザインについて、Ledesoneが実際にさまざまな障害を持つ当事者たちとディスカッションを行っているコンテンツを見て、新しい視点を得た」など様々な意見をいただけました。
Ledesoneが関わる取り組みが学会にてポスター発表
Ledesoneがファシリテーションとグラフィックレコーディングを担当している発達障害に関する当事者コミュニティイベント「NEFNEムーン」の取り組みが、2024年9月に開催された第11回成人発達障害支援学会でポスター発表されました。
メディア掲載やイベント登壇での露出機会の増加
2024年は、メディア掲載やイベント登壇の機会が増え、Ledesoneの取り組みが多くの方々に認知される一年となりました。特に今年はGAAD Japanなどをはじめ様々なイベントで「見えづらい困りごととアクセシビリティ」をテーマに認知特性や発達障害起点のウェブやデジタルの困りごとについてお話しをさせていただきました。
又、11月にはウェブメディア「まいどなニュース」でもインタビューをしていただきました。
最後に
2024年を通じて、Ledesoneは「ひとりひとりが過ごしやすい社会をともにつくる」というミッションのもと、認知や発達特性を起点としたインクルーシブデザインを推進してきました。企業とのパートナーシップやリードユーザーやモニターとして参加していただいた当事者の積極的な参加を通じて、多くの取り組みを実現できたことに心より感謝申し上げます。来年も引き続き、より多くのプロジェクトや提案を通じて、ひとりひとりが過ごしやすい社会をつくる活動を行っていきたいと思います。
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